「○年もアメリカに住んでりゃ英語ぺらぺらよねー!」
と日本に一時帰国するとよく言われます。
しか~し!!駐妻(駐在員の妻)に限っては決してそんなことはございません!!
主人は会社でアメリカ人相手に仕事をしているので、英語は上達する。
子供達も現地校で頑張っている。しかも脳みそ柔らかいと来てる。
しかし、お母さん達や奥さん達はというと、なかなか難しいものがあります!!
だって、ここ英語話せなくても生きていけるんですもの!!
ここはアメリカのオハイオ州。
「オハイオ州ってどこ?」
主人に駐在の話を聞いたとき私は思いました。
「オハイオ?」「アイダホ?」「アイオワ?」「あれ、どれだっけ?」
そんなあまり馴染みのない所、よっぽど田舎なんだろうな~
と思ってたけど、来てみると私達が越してきた場所はそれほどでもなく、郊外の住宅地。
こんな田舎州だけど、日本食材屋さんも、日本料理レストランもあるし、日本人も思っていたよりたくさんいる。
こんなところに何でこんなにたくさん・・・?と思うほど。
アメリカ全体を見渡せば、テレビだって、衛星でTVJapanという放送局があり、日本食材屋さんには日本のテレビ番組のレンタルビデオやDVDもたくさん置いてある。
東海岸や西海岸の大都会に行けば本屋さんの紀伊国屋もあるし、日本人学校だってある。
なんたってインターネットがあるし!
あげればきりがないほど“日本”がここにあり、日本語で事足りるのだぁ
英語を一言も話さない日も多い。
それに駐妻さんたちは集まってお茶やランチをするのが大好き。
ハロウィーンやクリスマスとなると、日本人で集まり、子供達は預けたり留守番させておいて、日本じゃそこまでやらないでしょってくらいに、はちゃめちゃなパーティーをしている人達もいる。
日本人同士で集まり、英語を無理して話さなくても生活できるこの環境で英語が話せるようになるはずないでしょ~!
しかし、いくら日本語だけで生きていけるとは言え、どうしても必要な時はある。
それは、子供の学校に行かなくてはいけない時。
面談とか、保護者向けの説明会とか。
それから、病院。
これは重要なことなので、「英語分からないから行かなーい。」
と言うわけには行きません。
うちの会社の場合はラッキーな方らしいが、主人の会社の通訳の方が、頼めば一緒に来てくださいます。
でも、そこまで恵まれていない会社の方々はどうしているのかと言うと、英語のできるお友達に一緒について行ってもらったり、日本人の子供が多くいる学校では、英語のできるお母さんに通訳として、面談が行われる日は学校にいてもらったりしているようだ。
駐妻さんたちの中には、「英語ぉ~?私はいいです。」
と言う方も多い。
せっかくのチャンスなのにもったいない!!